漫画家どっとこむ☆
日本の文化を支える敬愛すべき漫画家先生の
顔や年収などをチェックしちゃいます♪
男性漫画家

鈴ノ木ユウ・コウノドリのモデル医者って?井上雄彦との関係や妻と息子についても調査

漫画が原作の大人気のTBS系ドラマ、
【コウノドリ】のセカンドシーズンが、
2017年10月から放送されていますが、
皆さん見てますか?

高い演技力に定評がある綾野剛さんや、
音楽以外にも俳優としても大人気の星野源さんといった、
旬の俳優陣が出演していることで、
ファーストシーズンは非常に話題をよびました。

そしてセカンドシーズンからは、
THE BOOMのボーカル宮沢和史さんの息子・宮沢氷魚さんも、
新たにレギュラーメンバーとして加わって、
原作ファンからも非常に高い期待をよせられているんです。

(関連記事※外部リンク)


宮沢氷魚・ひお,本名や大学などwikiプロフィール!ハーフ?父は宮沢和史で母・弟妹や彼女は?世界ふしぎ発見に出演

 

今回はそんなドラマが好調の【コウノドリ】の原作を描いている、
鈴ノ木ユウ先生を紹介していきます。

鈴ノ木ユウ先生といえば、
実は元ミュージシャンだったのですが、
漫画家に転向し、

そして結婚して子供ができると、
妻と子を食べさせるために出版社から逃亡して、
しばらく消息を絶つなど、
人生そのものが漫画のネタにできるほど、
面白い経歴を持っているんですよ!

あと作品に出てくるキャラクターの絵柄が、
若干井上雄彦先生の絵柄に似ているので、
井上雄彦先生のもとでのアシスタントの経験があったのか?
調べてみました。

そして筆者も大好きな【コウノドリ】の主人公・鴻鳥サクラに、
モデルがいるということなので、
そのことについても調べてみました。

一緒にチェックしてみましょう♪

(主な内容)

  • 鈴ノ木ユウ プロフィール
  • 鈴ノ木ユウは井上雄彦のアシスタント?真相は?
  • 鈴ノ木ユウ・コウノドリについて
スポンサードリンク

鈴ノ木ユウ プロフィール

鈴ノ木ユウ プロフィール
ペンネーム 鈴ノ木ユウ
(すずのきゆう)
本名 鈴木祐樹
(すずきゆうき)
生年月日 1973年9月4日
血液型 B型
身長  ―
学歴 東海大学教養学部芸術学科 卒業
出身 山梨県甲府市出身
デビュー作 えびチャーハン
(2010年「モーニング」)
主な作品
  • 東京フォークマン/都会の月
    (2007)
  • えびチャーハン
    (2010「モーニング」)
  • おれ達のメロディ
    (2011「モーニング」)
  • コウノドリ
    (2012-「モーニング」)
受賞歴 【東京フォークマン/都会の月】

  • 第52回ちばてつや賞 準入賞(2007)

【えびチャーハン】

  • 第57回ちばてつや賞 入賞(2010)

【コウノドリ】

  • 第40回講談社漫画賞・一般部門受賞(2016)
備考
  • 妻はバンド「みみずくず」のボーカルの林レイナさん
  • 【コウノドリ】のコミックスにて自分の息子の描いた絵を載せたり、息子との何気ないエピソードを載せていて、子煩悩でちょっぴり親バカな面が見てとれる
  • 友人で成人向け漫画家のたまちゆき先生に薦められて漫画を描くことを思い立った
  • 実家は中華料理屋の鈴幸飯店(2016年5月をもって閉店)
  • きょうだいは姉がひとりいる

※2017年10月現在

冒頭でも少し紹介しましたが、
鈴ノ木ユウ先生は漫画家になる前、
ロックバンドを組んでいたんですよ。

「Spring Bell」というギターデュオと、
「POWDER」というスリーピースバンドを組んでいたそうです。

どんな曲があるのか気になる方は鈴ノ木ユウ先生の公式ホームページを
見てみることをおススメします^^

ホームページのTOPページで「Spring Bell」時代に発表した、
『自分ラシク自分ナリニ』という曲を聴くことができますよ!

これはとてもいい曲です。

個人的には粗削りだけど、
斉藤和義さんの曲に近い印象をうけました。

気になる方は是非!

でも音楽の道に進んだのに、
何でいきなり漫画家に?と思いますよね。

そのきっかけとなったのは、
お友達の一人が成人漫画の世界で活躍しているようで、
その方に漫画を描くことを薦められたことがきっかけになっています。

そしてその翌年に、
【東京フォークマン/都会の月】でちばてつや賞に準入賞しているから、
これには驚きました。

しかしこの時はまだ漫画1本で生計を立てると考えるほど、
真剣に取り組んではいなかったといいます。

部屋でギターをつま弾きながら気が向いたら漫画を描くような生活で、
さすがに奥様も頭にきたようで、
「なめんなよ!」と言い捨てられたといいます^^;

この時、鈴ノ木ユウ先生は33歳。

そりゃそうですよね、
「いい歳してなにやっとんだ」って話ですよ。

そんな中ここで人生の最大のターニングポイントともいえる、
『奥様の出産』という大イベントが発生したから、
さぁ~大変!

ほぼニートといっても過言ではなかった鈴ノ木ユウ先生も、
奥様と子供を養っていくために漫画を一旦中断して、
出版社から身を潜めるようにバイトに専念するのです。

しかも、ラーメン屋さんと牛丼屋さんを掛け持ちで!

そんな生活は息子さんが3歳になるまで続きます。

そして2度目のターニングポイントが訪れます。
それが息子さんから「お父さんの仕事って何?」と聞かれて、
「お父さんバイトだよ」と答えると、
息子さんが小声で「バイト、バイト・・・」と繰り返すんです。
・・・「地獄かよ!」

このエピソードを読んだとき、
筆者は思わず涙が出ちゃいそうでした。

切ないを通り越して惨めですよね・・・。

そこから鈴ノ木ユウ先生は己の考えの甘さに気付き、
もう一度漫画家としてやり直そうと決心を固めることになるんです。

もうこの時点で漫画や小説みたいですけど、
でも実際に一人の漫画家の半生ですからね・・・。

他人事ですけど、
奥様の立場になって考えると、
自分と子供の将来も見えない、
ちょっとしたホラーですよw

しかし漫画家を生業とすることを決心した鈴ノ木ユウ先生は
【えびチャーハン】でちばてつや賞に入賞してデビュー。

翌年には、バンドマンだった自身の経験をもとに描いたかのような
【おれ達のメロディ】で初の連載。

その翌年には短期集中連載で【コウノドリ】を発表すると、
好評だったことから、
翌年から本格的に連載が始まり今に至るという、
サクセスストーリー。

本当に漫画や小説みたいな、
ダメ人間が成り上がるような物語ですが、

実際に鈴ノ木ユウ先生の半生です。

人生って何が起きるかわかりませんね!

鈴ノ木ユウ先生の興味深い半生を語るのもここまでにして、
続いては、
「井上雄彦先生のアシスタントだったのか?」という
疑問の真相に迫りたいと思います。

 

鈴ノ木ユウは井上雄彦のアシスタント?真相は?

原作の読者の方ならちょっと気になっているであろう、
井上雄彦先生の絵柄に若干似ているという感想から始まった、
「鈴ノ木ユウ先生は井上雄彦先生のアシスタントだったのでは?」
という憶測の真相を調べてみました。

結果はというと、
井上雄彦先生のもとでのアシスタントの経験はありませんでした。

ただ単に、
井上雄彦先生の影響を受けているだけのようです。

個人的には通常の絵柄については、
そんなにアシスタント経験を思わせるほど似てはいないと思いますが、
物語の中でちょろっと挟まれるコメディ部分での描写については、
キャラクターのデフォルメ具合とかは影響を受けているのがわかりますね!

 

出典:【コウノドリ】コミックス12巻 第37話 転科2

出典:【コウノドリ】コミックス15巻 第45話 出生届2

プンスカ怒っているキャラクターの口がとんがっているところとか、
目が点や細い一本線で描かれるところなども、
井上雄彦先生がよく使うデフォルメ描写に似ています。

お二人の作品を見比べてみて個人的に思ったのが、
お互いにキャラクターの表情に感情が表れていて、
台詞が入っていなくても演出などのテクニックを利用せずとも、
各キャラクターの心理描写が一発で掴めるところは共通しています。

井上雄彦先生との繋がりを予想していた方には残念かもしれませんが、
鈴ノ木ユウ先生も井上雄彦先生が後世に残した漫画の技術を、
間接的にではあるが受け継いでいるのは間違いないでしょう。

次は【コウノドリ】のモデルになった医師についてと、
作品の見どころを見ていきましょう!

 

鈴ノ木ユウ・コウノドリについて

産科医療をテーマにした【コウノドリ】。

コウノドリ 1 モーニングKC / 鈴ノ木ユウ 【コミック】

この作品でなぜ産科医療をテーマにしたのかというと、
野良妊婦と呼ばれる未受診妊婦や、
出産後に子供残して病院から消えてしまうなど、
問題を抱える妊婦の話を産婦人科医の方から聞いたのがきっかけになっていると、
インタビューで語られています。

それも奥さんの出産を経たことで、
多くの人が経験する妊娠出産の現実を、
より多くの人に知ってほしいという気持ちが芽生えたんでしょうね!

そして皆さんが気になっているであろう、
主人公・鴻鳥サクラのモデルが、
奥さんが出産のときにお世話になった産婦人科の先生がモデルだったという、
実体験に基づいていたということなので驚きました。

リアル【コウノドリ】の先生の話を奥さんから聞いて、
奥さんと漫画にしたら「面白そう」という話になり、
鴻鳥サクラが誕生しているんです。

そう考えると鈴ノ木ユウ先生のターニングポイントって、
全部奥さんが起点になっているといっても過言じゃないですね!

いい奥さんです!

ここからは、
作品【コウノドリ】の見どころをいくつか紹介していきます。

まずひとつ目は、
鈴ノ木ユウ先生の取材に基づいた、
現実的な妊娠・出産の問題を学ぶことができる点ですね!

未受診妊婦の問題や子宮頸がん、
DVの疑いのある家庭の出産といった、
女性特有の病気だけでなく、
家庭内の問題にまで突っ込んで描くことで、
現代の行政の対応や、
病院ができることの限界をわかりやすく学べます。

個人的に一番興味深かったエピソードに、
「口唇裂口蓋裂」で生まれてくる赤ちゃんと、
その家族を扱ったエピソードは非常に考えさせられました。

「口唇裂口蓋裂」というのは、
口腔と顎に発生する先天性の形態異常のことです。

このエピソードは、
母体にいる時に胎児に障害があることがわかったら
家族はその事実を受け入れて、
その子を愛することができるか問いかけています。

コミックス6巻に20話「口唇口蓋裂」として掲載されているので、
是非読んでみてください。

コウノドリ6巻【電子書籍】[ 鈴ノ木ユウ ]

 

ふたつ目の見どころは、
どのエピソードも人情味あふれる話で物語として、
完成している点です。

この作品の主人公・鴻鳥サクラとライバル的存在の四宮ハルキ、
下屋カエ・小松ルミ子などどのキャラクターも不完全で、
天才的な才能を持った人間が一人も出てこないのが、
また現実味があってイイんです。

そして各エピソードに登場する妊婦とその家族の人間模様が、
非常に各家庭ごとのカラーが出ていて楽しめます。

個人的にお気に入りの家族のエピソードは、
コミックス13巻と14巻の「子宮頸がん」に登場する夫婦と、
コミックス16巻の「子宮筋腫」に登場する夫婦のエピソードが、
とても印象に残っています。

「子宮頸がん」の夫婦のエピソードは、
もう泣けてきます。

コウノドリ13巻【電子書籍】[ 鈴ノ木ユウ ]

 

そして「子宮筋腫」の夫婦は、
旦那さんがサンドウィッチマンの伊達さんをモデルにしたキャラクターで、
これがめちゃ笑えます^^

出典:【コウノドリ】コミックス16巻 第48話 子宮筋腫


コウノドリ16巻【電子書籍】[ 鈴ノ木ユウ ]

上の2つの家族のエピソードだけでなく、
他にも読んだ後に幸せな気分にしてくれるエピソードばかりなので、
是非原作も読んでみることをおススメします。

 

長くなりましたが、
【コウノドリ】の良さが伝わったでしょうか?

鈴ノ木ユウ先生ノ代表作であり大ヒット作なので、
ドラマを見て少しでも興味が湧いた人ならきっとハマっちゃいますよ!

ロックミュージシャンから漫画家に転職。

そして出版社から姿を消して大ヒット作を生み出す。

そんな漫画のような人生を歩む鈴ノ木ユウ先生ですが、

子煩悩な点などはとても人間味があって、
非常に好感がもてますね。

個人的にはコミックスに掲載される、
息子さんのイラストを毎回楽しみにしているので、

続く限り息子さんのことも応援しますよ!

これからもハートフルなエピソードを届けてくれるロックな漫画家、
鈴ノ木ユウ先生を応援していこうと思います♪

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)