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国友やすゆき、最新作やおススメ作品は?漫画家を引退するって本当?

「週刊ポスト」でサラリーマンの男性に絶大な支持を受けている漫画家といえば,、
【100億の男】や【幸せの時間】といったヒット作を生み出した、
国友やすゆき先生ですよね。

働く男たちのひと時の楽しみとなる作品を手掛けてきた国友やすゆき先生が、
現在連載中の【愛にチェックイン】を最後の作品として、
漫画家を引退するような発言をされたことでちょっと話題になりました。

といいながらも女性や30代前半より若い方は、
国友やすゆき先生をほとんど知らないのではないでしょうか?

そこで今回は、
国友やすゆき先生がどんな作品を描いてきたのかを紹介しますので、

一緒にチェックしてみましょう♪

(主な内容)

  • 国友やすゆき プロフィール
    妻や子供は?
  • 国友やすゆき、漫画家を引退?
  • 国友やすゆき、おススメの作品

 

◇追記◇

「週刊ポスト」で好評連載中の【愛にチェックイン】が、
休載中だったという国友やすゆき先生でしたが、
2018年9月20日にまだ65歳という若さで、
お亡くなりになりました・・・
突然の訃報に驚き、

そして【愛にチェックイン】がまだ連載中だったこともあって、
この作品が未完のまま終わってしまうことはとても残念です。
国友やすゆき先生、
今まで沢山の作品をありがとうございました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

※尚この記事は2017年11月当時のものとなっています。
ご了承下さい。

 

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国友やすゆき プロフィール


http://owlclub.exblog.jp/20562709/より引用・加工)

国友やすゆき プロフィール
ペンネーム 国友やすゆき
(くにともやすゆき)
本名 不明
生年月日 1953年1月1日
血液型  ―
身長  ―
学歴
  • 福岡県立東筑高等学校 卒業
  • 早稲田大学 卒業
出身 福岡県遠賀郡
デビュー作 最後の少年野球
(1974年「増刊少年ジャンプ」)
主な作品
  • 最後の少年野球
    (1974「増刊少年ジャンプ」)
  • どはずれ新鮮組
    (1981「月刊少年チャンピオン」)
  • 真湖の青春 釣り日記
    (1981)
  • 電撃愚連隊
    (不明)
  • 激メカライダー陽太
    (不明)
  • がんばれ!ガンバ
    (不明)
  • MAXファイター
    (不明)
  • 特撮大作戦 ザ★トクサツマン
    (不明)
  • 優と勇
    (2013-2017「月刊少年チャンピオン」)
  • AD物語
    (不明)
  • スープレックス山田くん
    (不明)
  • JUNK BOY
    (1985-1989「週刊漫画アクション」)
  • 企画アリ
    (不明)
  • 100億の男
    (1994-1996「ビッグコミックスピリッツ」)
  • YSが出たって!?
    (「ヤングサンデー」)
  • せかいイチ!
    (「ヤングサンデー」)
  • 月色狂想曲
    (不明)
  • ナンでもやります!
    (1996-1997)
  • OUT LOW
    (1999)
  • ZIP ― なぐれ
    (1990-1991)
  • 幸せの時間
    (2013-2017「週刊漫画アクション」)
  • 新・幸せの時間
    (2013-2017「週刊漫画アクション」)
  • コッコちゃん
    (2001-2003「モーニング」)
  • カネが泣いている
    (2004「モーニング」)
  • 夜の交差点
    (2005)
  • SPセキュリティポリス
    (2000-2001)
  • 明日を信じて
    (2002)
  • ×一 ― 愛を探して
    (2004-2010「週刊ポスト」)
  • 社買い人 岬悟
    (2005-2008「ビッグコミックスペリオール」)
  • 総理の椅子
    (2008-2013「ビッグコミックスペリオール」)
  • 時男〜愛は時空を超えて〜
    (2011-2012「週刊ポスト」)
  • ウタ★マロ~愛の旅人~
    (2013-2014「週刊漫画ゴラク」)
  • 愛にチェックイン
    (2017-「週刊ポスト」)
受賞歴 【最後の少年野球】

  • 手塚賞 佳作(1973)
師匠 池沢さとし
元アシスタント
  • ラズウェル細木
  • 野田サトル
備考
  • 弟子に2015年頃から人気が出て注目されている【ゴールデンカムイ】の野田サトル先生
  • インタビューによると自身を手も合理的に物事を考えるタイプであると発言
  • 仕事も合理的に行うためにアシスタントのほとんどは在宅で、1ページまるまる担当させるという、工程ごとに分担するやり方ではないことを明かしている
  • 弘兼憲史先生のように熟年カップルの情事は描けないと発言しており、その理由が「垂れたおっぱいを上手にかけないから。先輩すみませーん。」と冗談めかしてコメントされていることから、弘兼憲史先生との仲は良好な模様。

※2017年11月現在

それではまず、
国友やすゆき先生とはどんな人なのか見ていきましょう。

早稲田大学を卒業されているということなので、
学生時代は相当勉学に励まれたようですね。

また大学時代には漫画研究会に所属していたそうです。

早稲田大学の漫画研究会といえば、
弘兼憲史先生が在籍していたことで有名です。

国友やすゆき先生と弘兼憲史先生では年齢が6つ離れていることもあり、
同時期に所属していたわけではありません。

さて国友やすゆき先生は、
漫画研究会に在籍時代に【最後の少年野球】でデビューし、
手塚賞で佳作を受賞するのです。

こうして順調に漫画家としての生活が始まったかと思うも、
なかなかヒット作には恵まれませんでした。

長い間代表作と呼ばれる作品を発表することができないでいた当時、
国友やすゆき先生の絵柄は若干時流に乗れず劇画タッチな画風でした。

しかし江口寿史先生の描くポップな絵柄に影響されて、
画風をガラリと変えてポップな絵柄に変更して、
【JUNK BOY】の連載を始めました。

ジャンク・ボーイ 1【電子書籍】[ 国友やすゆき ]

すると今までの低迷期が嘘のように人気が出たのです。

また担当編集者の指示による、
作品の中にセクシーなシーンを取り入れたことも、
【JUNK BOY】が人気を博した要因のひとつといえます。

漫画家として成功したかに思われましたが、
【JUNK BOY】連載終了後はまたしても、
代表作に恵まれない時期を過ごすことになります。

またしても低迷期に入ることになった理由は、
作品の雰囲気が時流にあっていないためでした。

それならばと担当編集者から【JUNK BOY】の快活な雰囲気とは逆に、
多額の借金を背負った絶望的な状況を覆していく、
といった物語を描かないかと勧められます。

この担当編集者の意見が功を奏して2つ目のヒット作となったのが、
【100億の男】です。

少し暗さがある中でも希望を捨てずに必死に生きる男が、
当時の世相とマッチしていて働く男達から大きな支持を得ます。

その後は家庭崩壊を描いた【幸せの時間】が描かれてドラマ化されると、
性的な表現が過激だったことで、
苦情が殺到して問題になり話題になりました。

このように浮き沈みの激しい漫画家生活をおくってきた国友やすゆき先生ですが、

結婚されているのか気になったので調べてみました。

 

妻や子供は?

調べてみましたが、
結婚に関する情報は一切ありませんでした。

おそらく、漫画家としても成功されているので、
結婚はされているかと思われますが・・・

残念ながら奥さんや子供のことについて、
公表されていないようです。

とりあえず。
【幸せの時間】で少しずつ崩壊していく家庭を描いているだけに、

国友やすゆき先生自身が家庭崩壊を経験していないことを、
祈るばかりです^^;

続いては、
気になる引退の話題の真相に迫りたいと思います。

 

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国友やすゆき、漫画家を引退?

この引退についてはまだ正式に発表したわけではなく、
最近のインタビュー記事で【愛にチェックイン】の連載が終了したら、
自分の名前で漫画作品を発表するのは辞めてもいいかな、
というコメントされました。

そして漫画家としての活動は終了しても、
物語を作ることにはまだ興味があるとのことで、
原作者として物語を作るのはやってみたい、
と創作意欲はまだあることも打ち明けていました。

国友やすゆき先生も年金をもらえる年齢になるので、
のんびりと悠々自適に、
自分の考えていることを世に発表していきたいと考えているようです。

しかし漫画家としてこれで最後という訳ではなく、
描きたいと思ったら描くかもしれないので、
漫画と決別する訳ではないともコメントされています。

この先国友やすゆき先生の次回作がもう見れない、
と決まったわけではないので、
これからもまだ期待しても良さそうです^^

漫画家として死の間際までペンを握って机に突っ伏して死ぬのも、
カッコいいかもしれないけど、
もっと他にも人生を楽しみたいと、
国友やすゆき先生は思っているのかもしれませんね。

本当に引退することになったとしても、
また違う形で国友やすゆき先生が手掛けた作品に触れられることを期待してます。

 

国友やすゆき、おススメの作品

ここからは国友やすゆき先生のおススメ作品を3つ紹介します。

まずひとつ目は【100億の男】です。

100億の男(1)【電子書籍】[ 国友やすゆき ]

この作品は出世作である【JUNK BOY】の後に発表した作品で、

作品を生み出すきっかけを作ったのは、
担当編集者の「100億の借金を抱える男の話を描いてみたら」
というのがきっかけだったといいます。

ある日突然多額の借金を背負うことになるという設定が、
バブルがはじけて先行き不透明な不景気の時代に突入した、
1990年代半ばの世相とハマったことで人気が出ました。

作中に流れる借金を抱えていることで生まれる焦りや、
安定とはかけ離れたいつ蹴落とされるかわからない、
サバイバル感や息苦しい感じが描かれていて、

次から次へと変わる展開に目が離さなくて、
毎週毎週つい早く続きが読みたくなる、
そんな作品です。

それにしても100億の借金という苦境に負けずに、
自分自身が100億の価値のある男になるべく奮闘する姿は、
読者を奮い立たせてくれますよね。

ハングリー精神の足りない新入社員や、
20代の若手社員の方には是非読んで欲しい作品です。

 

ふたつ目のおススメ作品は【幸せの時間】です。

幸せの時間 : 1 (アクションコミックス)

この作品は幸せかと思われた家庭が次第に崩壊していく様子を描いた作品で、
昼ドラのようにドロドロした展開が本作の最大の魅力となっています。

というか・・・
本当に昼ドラになったんですけどね☆

また本作の特徴的な点としていえるのが、
今までの発表作にも増して性的な描写が多いんです。

1つのエピソードが丸ごと情事のシーン、
ということもありました。

1話丸ごと情事スタイルを生み出したのは、
もしかして国友やすゆき先生なのではないでしょうか^^;?

ちなみにこの1話丸ごスタイルで、
2017年に話題をさらったのが石田スイ先生の、
【東京喰酒:re】がありますよね!

このように、
独特な手法が後進の人気漫画家にも受け継がれているのを考えると、

やはり国友やすゆき先生の影響力の凄さが窺えます!

 

3つ目のおススメ作品は、
2017年現在連載中の【愛にチェックイン】です。

愛にチェックイン(1)【電子書籍】[ 国友やすゆき ]

この作品も安定の国友やすゆき先生の作風、
「男の仕事とエロス」が光る作品です。

主人公は全国でチェーン展開している、
ホテルのサラリーマンの泊優太郎(とまりゆうたろう)で、
各店舗を回ってマネージメントするのが彼の仕事です。

そんな彼のもとに博多の店舗でトラブルが発生ということで博多に向かうと、
博多駅でひょんなことから美女の胸を鷲掴みしてしまうという、
ラッキースケベが発動するのです。

「おいおい、【To LOVEる‐とらぶる‐】かよ!」
とツッコんでしまいたくなる展開はさすが漫画ですね!

漫画の世界だから「ひょんなことから」で済まされますが、
現実でこんなことが起こったら間違いなくブタ箱(拘置所)行きです。
(男性の皆さんは気を付けてくださいね!)

話がだいぶ飛んじゃいましたが、
これだけでも面白そうじゃないですか?

気になる方は読んでみることをおススメします!

 

この3つの他にも、
M&Aとエロスを融合させた【社買い人 岬悟】は、
難しい企業買収をテーマにしつつも、
間に挟まれるセクシーシーンがいい箸休めになっていて読みやすいです。

社買い人 岬悟(1)【電子書籍】[ 国友やすゆき ]

それとクリーンなイメージを持つ政治家が、
裏でダーティーな手口を使って競争相手を蹴落とし、
総理大臣の座を狙うといった野心剥き出しの作品、
【総理の椅子】も重厚な人間ドラマが魅力的な作品です。

総理の椅子(1)【電子書籍】[ 国友やすゆき ]

エロスのイメージが強い国友やすゆき先生ですが、
この安定の作風を生み出すまでには、
担当の編集者さんの力なくしては辿り着けなかったと、
インタビューで語っています。

自分の現状に奢ることなく冷静に自己分析している点が、
一定のファンを維持し続けて長く漫画家として生き抜くために、
養ったものなのかもしれませんね。

そんなクールでさっぱりした国友やすゆき先生ですが、
引退まで目が離せませんよ。

引退を正式に発表されるまで、
これからも国友やすゆき先生を応援し続けます!

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